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迷走する馬場状態 BLOG vol.42

例えば雨の日などは「脚抜きの良いダートは差し馬のキレが増す」とか「重馬場成績が悪いからこの馬は外そう」とか、天候と馬場状態は切り離すことが出来ない重要な予想ファクターであります。

先日、馬場状態について気になる事があったんで少し調べてみました。

 

馬場状態に関する基礎知識

JRAのホームページでは馬場状態について詳しい説明が成されています。

何となく分かってはいたものの、初めて知る事もあって凄く参考になったので、一度くらいは目を通しておきたいですね。
『馬場状態に関する基礎知識』

親切にYouTubeでも解説されてました。
『馬場状態の決定方法 ~含水率の公表について~ (2020年修正版) 』

 

ゲリラ豪雨

2022年9月19日(月) 中京11R(15:35発走)

この日の中京メインは「JRAアニバーサリーS」ダート1800m戦でした。

10レースの前から降り出した雨は、11レースのパドック周回中にバケツをひっくり返したような、えげつないゲリラ豪雨へと発達しました。

この時点で誰もが水の浮いた不良馬場になると考えたはずです。

発走直前には「視界不良で発送時刻を見合わせる」と非常に珍しい場内放送が流れました。

 

馬場に水が浮くと逃げ馬天国になる確率が非常に高くなります。

本来なら不利な大外枠を引いたテイエムマグマでしたが、豪雨のお陰で一躍有力馬の一頭になったと思いました。

結果は機転を利かせて逃げたフラーレンが圧勝。

2着には大外枠から果敢にハナを奪いに行ったテイエムマグマ

ウェルカムニュースはスタートダッシュが鈍く、3・4番手追走が精一杯で3着に散りました。

 

突然の豪雨が圧倒的な逃げ馬天国を作り出した典型的なレースでした。

しかし何よりも驚いたのは、このレースが「重」だったことを知った時でした。

キツネに摘ままれた気分やったんで先ほどのJRAのホームページで基準を調べてみました。

それによると表面や足跡に水が浮いている状態』が不良ダートの基準とのこと。

 

誰もが知る昔からの基準は今もそのままのようです。

馬場状態区分の決め方の中には赤文字で「総合的に判断する」と記載があります。

ひょっとすると向正面など水が浮いてない場所があったのかも?と全周パトロール映像も確認してみました。

スタート
1コーナー
2コーナー
3コーナー
4コーナー
ゴール手前

 

全ての場所で水が浮いて鏡のようになり、ゲートや内ラチが映り込んでいます。

実況にも「水しぶきを上げながらの先行争い」や「かなり水気を含んだダートコース」などのコメントがありました。

ダートはクッション砂(表層)の含水量を計測するとの説明なので、この状況で重馬場というのは辻褄が合わないと思います。

 


不思議ことは翌週にもありました。

2022年9月24日(土) 中京競馬場の1R(ダ1800)は不良馬場発表でした。

 

レース終了後に全周パトロール映像も確認してみましたが、表面どころか”足跡に水が浮いている状態”すらありません。

日が射していたせいか、直線のラチ沿いなどは稍重に見える部分さえありました。

 

スタート
1コーナー
2コーナー
3コーナー
4コーナー
ゴール手前

 

先週のが「重」でこれが「不良」!?

 

修正不可?

少し前にクッション値が発表されるようになった頃から「ん?」と思う馬場発表が増えたような気がしています。

お役所仕事だけに一旦決まると修正不可と思いますけど、変更してくれるとありがたいんですけどねぇ・・・。

JRA-VAN ネクストのCMでも馬場状態別の成績検索を売りにした文言が出てくるように、馬場状態は予想に必要不可欠なものです。

しかし実際はかなりのギャップを含んだデーターという認識をもって扱わないとイケないようです。