最強の法則2000年2月号
相変わらずG1は買う気しません
G1終わりましたかな?この原稿を書いている時点では7戦、ちょうど阪神3歳牝馬Sが終わった段階ですけど、ここまで全く当たりませんわ(^^;)。
こんなに当たらんG1の経験て初めてなんですけど・・・まぁ、当たらんと言うよりも当てる気がないと言うか予想する気が無いんですわ。つまり買う気が無いと言う事ですねん。言い訳ちゃいまっせ(^^;)。
なぁ~んかおもろないし、今の生活をするようになってからG1って生活する対象のレースじゃ無いんです。そんなモン当てても人にちょっと自慢できる程度の話で現実にはもっと取りやすくて美味しいレースが他にいくらでも在るわけやさかいに買う気が出ないんですよ。実際に無駄な
金ドブに捨てた人一杯居たはるでしょ(--;)?
さて、始めに福島競馬場に行って来た話をちょっと書いておきます。行って来たのは最終週の土日です。前回東京競馬場に行った時の話をしましたが、その時感じたのが東京競馬場ってのはTVで見るのと現場で生で見るのとでは各馬の伸び方が全然違って見えるんやなって思いましたんで、もしかしたら福島もそうかな?って感じで 、実際に見たら早いやんけと言う事で行って来ましたんや。行って初めに感じたのは天気がエエのになんでダートが濡れとんねん?って事でした。 そこら辺に居てた警備員のオッサンに聞くと「霜が降りて、それが融けると稍重や重馬場になるんです」と言う丁寧な返事が返ってきましたわ。「ほんまかいな・・・水撒いとんちゃうんけ(‥;)??」また、芝はTVで見るより実際に見るほうが傷んでない気がしました。いや、ちょっとちゃうな。めちゃくちゃ傷んでるんですけどTVで見るほうが、かなり悪く見えてると思います。ただ、レースが進むにつれて悪化していくのが手に取るように判るんです。最終レースが終わってからですがローラー車でシッカリ踏み固めてましたから 、朝のうちはTVで見るよりはいい様に見えてたんでしょうね。
で、こう言う芝状態での予想ですがスタートしてからの出たとこ勝負的なモンがありまして、展開を読んだりするのはかなり難しかったですね。こう言う場合は 、この馬場状態でも一番シッカリしたレース運びをしてくれそうな馬、もちろん自分の記憶の中に残っている馬ですが、そういう馬が出ているレースしか買えないですわ。そういう意味では霊山特別のフサイチドラゴンは強かったし安心して見ていられましたよ。また、ワイドですけど買うと1着2着で決まってしまうんでアホらしいと思いました。あくまでこの時だけの印象ですけど・・(~~;
秋分特別の次は天王山特別に注目!
さて、正直な所、私にはこの話題しかないので(^^;)Lレース(レベルの高いレース)で儲かった話を書きますわ。秋分特別はすでに過去の話になっていますので、この所の最新の美味しいLレースはやっぱり天王山特別でしょうね。これは先月号に紹介したレースですが 、このレースも11月7日に行われたレースで雑誌掲載時では約1ヶ月のズレがあり、読者で美味しい目に遭った人は少なかったかも知れませんね(^^;)。
ただ、12月号では直近のLレースが見れるHPアドレスを掲載して頂いたので、そちらをご覧の方には喜んで頂けたのでは無いかと自信を持っております(^^)。
16頭立てのこのレースで12月5日時点迄に出走してきた馬が14頭ですが、直接馬券に繋がった馬が5頭ですわ。内訳は2-2-1-9です。
せやけど注目して欲しいのは、天王山特別出走後に馬券になった5頭の内4頭は先団または好位でレースを進めて潰れた馬ですねん。このレースで上位入線したのは ほとんどが後方からレースを進めた馬ばっかりでしたが、上位入線した馬は直後には1頭も馬券になってませんのやわ。
ただ一つ勘違いをしないで欲しいのは、天王山特別で上位に来た馬よりも先行勢で潰れた馬の方が強いとは決して言い切れないと言う事ですわ。あくまで経験値的に上積みまたは激走が期待できるのがこれらの馬で あると言う事だけですので。
残り1頭の馬はスターバイオレットですけど、2走後に3着で馬券に繋がっています。天王山では最後方の馬群から6着、しかし、ここに注目して欲しいんです! 次走は行き脚が付き4番手のレースを経験していますねん。という事は天王山特別を経験したからこそ先行できたし馬券にも繋がる好走が出来たと考える事が出来るんでは無いかと思いますねん 。
前からここには何度も書いてきましたが、基本的な狙い方はLレースで先行して厳しいレースを経験したかどうかという事が大事だと言う事でエエと思います。
早くに2走目を経験した馬の多くは後方から競馬をした馬達で、しかもことごとく惨敗していたんで、天王山特別組みはそれ程人気にならなかった事も幸いでしたわ。
天王山特別組みで最初に馬券になったダイイチヒビキは、先行して8着の内容だった事も手伝って最終的に5番人気で単勝\1020。相手も間違いなくエーピーハルコッチで問題ないだろうと言うことで1点勝負が出来て\1400も付きました(^^)。
次に天王山特別で逃げて14着惨敗したサンライズタイガーが、小倉の宗像特別に出走してきた時は、10頭立ての8番人気でした(^^)。この時の単勝は割れ気味で、8番人気までが10倍台の配当でしたので馬連で勝負しましたら、相手には4番人気のヒシレイホウを連れてきて7750円の高配当にまり思わぬボーナスを頂く事が出来ました(^^)。
前に紹介しました古都Sですがこちらはちょっと様子が違いまして、前で競馬した馬が全くと言っていいほど馬券に繋がらず、どちらかと言えばアドマイヤカイザーに代表されるように後方から進んだ馬の方が馬券に繋がっているレースですねん。このタイプレースは、前が楽だったにも関わらず後方から差して届かずの馬のほうが値打ちが合ったという事だと思いますわ。
Lレースを考える場合どのような馬が馬券になってくるかは何頭か出走後に傾向を考えても遅くない場合もあるので、注意してもらうとエエと思います。
木下がLレースに指定した「天王山特別」で、先行して惨敗していたサンライズタイガーがその次に出てきたのが「宗像特別」(11/28)小倉11R芝1200)。10頭立ての8番人気だったが、結果は5馬身差の圧勝で、単勝1990円、馬連7750円の高配当。「厳しい流れで先行した馬に注意」はLレース活用法の基本ともいえるだろう。
「物差しレース」の見方で4歳馬で大儲け!
次に、今年の4歳馬の勢力関係を私なりの考え方で少しだけ書きたいと思います。
4歳馬を考えるとき、特にこれからの4歳馬の場合ですね、新馬初戦、2戦目の相手関係と内容を重視して後々までそれを中心に考えていきます。つまり前に書きました物差しレース的な考え方ですわ。
物差しレースほど大袈裟な物でも無いんですが、この時期に完全に格上と思える馬と同じレースを経験したと言うだけでも大きな意味を持つんですわ。また大きく離されて負けたとしても、身に付いている物は想像を越える場合がありますんで、注意して追いかけて見る事も必要になってきますねん。
タイムなどの直接的な材料に注目するだけで無く、Lレースのような考え方でタイム以外のモノ、いわゆる直感でもエエですし自分なりに、
「この馬は新馬とは思えんなぁ」
って感じた馬と同じレースを経験した馬なんかに注目して見たらエエと思いますよ。
去年の正月競馬では、新馬戦から目に付いた馬と同じレースで戦った馬達にこれでもかぁ~!!って程エエ思いをさせてもろてますねん(^^)。
一般的に能力の高い馬と同じレースを経験していても、タイム的に大負けしていたりすると全く評価される事もなく人気も無いですよね。それも正解と言えば正解かも知れませんけどお年玉はそこに転がっているときが多いんで簡単な例を挙げて説明しておきましょうか(^^)。
例えば京王杯3歳Sの場合ですが、このレースの勝ち馬はダイワカーソンでした。2着馬はノボジャックです。2着馬のノボジャクは3戦目で東京ダート1400Mを古馬900万クラスのタイムで2着に成ってここに参戦している事から、ここでは3番人気の評価でした。しかし京王杯で勝ったダイワカーソンの方はと言うと、3歳戦としては平凡なタイムでダート1200Mを勝ち上がって来てましたのでシンガリの11番人気でした。
この2頭に注目して欲しいんですけど、共通点が1つだけあるんですね。それは共にアグネスデキシイと対戦して2着だったという事です。この時期から間違いなくオープン級の同馬と同じレースを経験して居るという事が、大きな強みになってる訳ですわ。またダイワカーソンがアグネスと対戦したときのタイムにも注目してもうと判り易いですが、取り立てて評価するほどのタイムでもないですよね。しかし、タイムが重要なのではなく、どんな馬とどんな競馬を経験したかという事ですわ。
私はこの京王杯ではしっかりオッズを確認しないまま回収率期待値を300%以上に設定して購入してしまいました。ですからまさかこの組み合わせが万馬券だとは知らないで購入してしまいましたんで、大きく儲ける事は出来なかったのが失敗です・・・(~~;)。こんな簡単な組み合わせで万馬券が出るなんて本当にビックリしましたよ。けどこれからも、こう言う美味しいことはいくらでもあるわけですので、注意していれば物差し馬と言うか基準馬は見つかると思いますわ。
もう一つ例を挙げますが、これはこの時期の4歳戦だけで威力を発揮するのでは無いと言うことを証明するいい例です。狙いとしては先に述べたようなレースに出走していたりした馬が、長期休養後に出走してきたような場合で威力を発揮する事が多いですわ。
11月28日、京都6Rダート戦にマイトシェーバーと言う馬が出走しており、4番人気でしたが3馬身程の差を付けて楽勝しました。
私はこの時、同馬から1点で的中させましたが、その理由は先程の理屈に似ています。
デービューして4~5戦は成績こそふるいませんがメンバーを見ますと相手はどのレースも春のクラシック戦線を賑してきたメンバーと戦っています。またダートで未勝利を勝ち上がった時には、現900万のキョウワディンヒルやマンノチャンピオンに先着していますし、500万の昇級初戦では秋華賞馬ブゼンキャンドルの3着になっていました。500万の2戦目こそトゥザビクトリーに大きく水をあけられ10着と大敗しましたが、ダート適正傾向が強いと考えれば全く問題も無く、それよりもトゥザビクトリーとのレースを経験したという事の方に好感を持ちました。
それらの事から考えると、順調に成長していればこの馬は間違いなく900万程度は能力があるだろうと言う事が想像できますし、その能力で500万戦に出走して来れるわけですから狙わん方がアホですわな(^^)。またこのレースで圧勝しても何の不思議も無いし、不思議なのはこの程度のメンバーで4番人気である事と、単勝が1180円も付いた事ですわ(^^)。
後は相手関係さえきっちり把握できていれば簡単に高回収率が期待できますよね。
この様に事後検証でも発見できる馬がなんぼでも転がっている場合があり、Lレースのように新鮮さを第一に考える必要も無いんですし、とにかく色々調べる努力さえしてもらえれば美味しい馬券に在りますよ(^^)。
こんな風に検証する癖が付けば休み明けの馬の取り扱いで悩む事も少なくなったりするのでは無いでしょうか?。
今まで私は正月競馬が苦手だったのですが、昨年の正月競馬はさっきのような事を重点に競馬をした結果、例年の4~5倍の収益をあげる事が出来ましたよ(^^)。
と、いう事で今年も正月競馬が待ち遠しかったりしますので、G1なんかやってられるかいという考えもあったりします(^^;)。
この方法だけでも十分利益が出るはずですので、これからの新馬戦、未勝利戦には注目して見てください。
例えばほんの一例ですが、昨年ですと記憶にある所でトゥザヴィクトリーやアドマイヤベガ、ナリタトップロードなど、一線級の新馬初戦や2戦目などで一緒に戦った馬たち。大きく負けているにも関わらずその後どれだけ美味しい配当を出していたか調べて見てくださいよ(^^)。もちろん上に挙げた馬達のレースだけではないですが、私がどれだけ美味しい配当の恩恵を受けていたかを判ってもらえると思います。
今年は皆さんも美味しい配当の恩恵を受けれますように頑張って下さい(^^)。
今月の「レベルの高いレース」リスト
[今月のポイント]12月31日時点の最新の「レベルの高いレース」リストです。相変わらず本誌発売前に馬券になってしまうのも少なくないですが、その点は上手にやればイイ思いできるのは、本文読めばおわかりの通り。「逃がした魚は大きい」のではなく「宝の山はまだ眠っている」の法則で、ドンドン幸せになりましょう!