2005年01月
予想の基本「トラックバイアス」は馬券にこんなに影響してますねん~(^^
馬券に「トラックバイアス」は欠かせません
唐突ですが!人それぞれ、『予想のタンス』って持ってると思います。そのタンスの引き出しから、大ネタ、小ネタ、まさにいろんなモンを引っ張り出してきて予想しますよね。
大抵の場合は引っ張り出してきたネタを組み合わせてアプローチして行きますよね。
例えば、私の場合やったら大雑把に分けてふたつの引き出しから大ネタを出しますねん。
今回はまずこの辺から入っていきたいと思います(^^)。
まずひとつは、自分で作成している「指数」(=にこちゃん指数)を参考に、馬そのものの能力的な部分の評価をします。つまり、「内的要因」という引き出しからのネタになります。
もうひとつはこれと対照的で、能力だけではどないすることもできん部分。つまり、外的要因って引き出しにあるネタです。
その「外的要因」とは、『トラックバイアス』と呼ばれるヤツで、馬場状態の加減で有利不利が発生し、能力の高い馬が能力通りに走れなかったり、逆に能力の低い馬が能力以上に走ってしまったり・・・って感じです。そして、能力(指数)とトラックバイアスを考慮しながら、各馬の特徴的な部分、例えば馬場適性、距離適正、脚質、そして枠順やローテーション等をもとに、レース全体の流れや通過順位、展開など、個別のモノから徐々に全体へとヒモ解きながらアプローチしていきます。
この場合の指数とは、ある程度の正確さで馬の能力を評価できてたら別になんでもエエと思てます。あとは馬場状態を自分自身で掴かんで展開を予測できれば、馬券を取れる確率は飛躍的にアップしていくはずですわv(^0^)v。 ということで今回は、刻々と変化する『トラックバイアス』、つまりに馬場状態ついて書いてみようと思います。トラックバイアスについては、これまでにも幾度となく書いてきましたけど、最も注目してもらいたいファクターなんで、今後もしつこいくらいに書いていくつもりしてまっせ!(^^)。
すでに何年も前から『馬場差』という言葉が使われてるように、同じ競馬場でも、ある日の馬場状態とまた別の日の馬場状態が同じやないというのは、すでに一般常識化してると思います。そして最近は、同じ日でも仮柵等の影響で直線の内と外では違った馬場状態にあって、予想する上での重要なファクターであると、TV等でよく耳にするようになりました。ただ、厳密にいうと、馬場の違いは仮柵があるとかないとか、ほんまはそんな単純なモンやないですよね(^^;。
仮柵のあるなしに関係なく、レースが行われれば行われるほどに馬場が傷み、内と外の馬場差が大きくなっていきよるのは極自然なことです。が、レースを見て馬場状態をきちんと把握し、予想に活かしてる人はまだまだ少ないように思います。またそれらファクターを取り入れてはいても、馬場状態の判断に関しては「俺にはわからん・・・(~~;」のひと言ですませる人も、多いように思います。
例えばね、先週(11/13・14)の福島競馬場の芝コースは、土曜日と日曜日ではまったく違う傾向が見られた珍しい週でした。土曜日は前でレースをした馬、とくに逃げ馬の活躍が目立った一日やったんですが、翌日には一変して、イキナリ差し馬が突っ込んで来ましてん。
この瞬間に「コレは昨日の馬場とは様子がちゃうぞ(-☆)キラリ」と感じましたんで、これまでのいろんな経験を交えて推測した結果、「中段くらいの位置から、マクリ差しや追い込みが利く馬場状態。 とくに短距離よりも中長距離でその傾向は強いはず」と思いました。 その結果、6Rのダンツサクラ→8Rのメイショウアカシと、なるべく外目の枠に入った指数の高い差し馬を狙って、複コロ(木下の普段の馬券の買い方は複勝コロガシ/編集部注)をし、190円→160円と順調に資金を増やすことが出来ました(^0^)。
けど実は、こんなに上手いこと馬場が読めるんも珍しいんです(^^;。『前に行った馬が残る日』とか『馬場の外側が伸びる日』とか、一日を通してハッキリとした傾向が現れる日の方が圧倒的に少なく、大抵の場合は、レースが終わって回顧した場合に『どっちかゆうたら先行有利な一日やったなぁ・・・』って感じがほとんどなんです
なので、はっきりと傾向が感じとれる日はトラックバイアスを最重要ファクターとし、そうじゃない日は最終的に少し考慮する程度でちょうどええ塩梅やと思います(^^)。
ではそのあたりを踏まえた上で、それをレースの予想に活かしましょう(^^)って、話に移りたいと思います。
バルクのレコードは意味ないんですわ・・・・(^^;)
まずはわかりやすいところで、コスモバルクがレコード勝ちしたセントライト記念。
ひと昔前と比べ、最近の中山競馬場の芝コースの特徴といえば速い時計が出ることに尽きるんですけど、この4回中山競馬はとくに速い時計の出る馬場状態にありました。
私はコスモバルクの能力に関しては相当買ってるつもりですけど、こんな馬場状態でのレコードタイムとゆうのは、意味ナシと思いました。レコードというのは、先行馬が速いラップでレースを組み立て、後方馬が差して生まれるのが普通なので、逃げを打って押し切って飛び出したレコードは普通なら超絶賛モン!しかし馬場状態が分かってるだけに、手放しで喜べまへん・・・(~~;。これについては8月号で書いた件と同じなんですが、自然に速い時計が出る馬場になったんじゃなくて、どうも人為的に作られた馬場のような気がしてます。
ま、その辺は置いといてですね、レコードタイムに気を奪われることなく、逆にこの馬場状態で後方から2着に追い込んできたホウキパウェーブに注意が必要やったんですね。そうすれば菊花賞も意外と簡単やったんかもしれません。私はレコードタイムを平均タイムに単純換算して全体の能力評価をしてしまったんで、同馬に注目することが出来ませんでした・・・(^^;。
もっとトラックバイアスに重点をおいて補正するべきやったと、反省してます(x_x)ウウウ・・・。
デイリー杯2歳Sは差し有利の馬場
またまた唐突ですが、菊花賞の行われた4回京都競馬のメインレースの勝ち馬と通過順位をズラリと並べてみました。
- 1日目エリモマキシム ・・⑧⑦
- 2日目ナリタセンチュリー⑧⑧⑦⑧
- 3日目ペールギュント ・・⑫⑫
- 4日目スイープトウショウ⑰⑰⑮⑯
- 5日目アンフィトリオン ⑧⑧⑨⑥
- 6日目デルタブルース ⑤⑤④②
- 7日目タマモホットプレイ・・⑩⑩
- 8日目キネティクス ・・④⑤
コレを見ると、4回京都競馬は初日から差し馬が台頭する傾向にあったと見て取れますよね。
それでも実は3日目は、朝から芝コースは逃げ・先行馬の活躍が目立ってたんですよ。せやのに昼からは一変し、8R・9Rと続けて差し馬が突っ込んできました。私はそのとき、ピピッ♪ときました(-☆)キラリ。午前中に行われた3鞍は1200mと1400m。午後からの2鞍は2000mと2400m。なんかの加減で短距離と長距離ではまったく違ったトラックバイアスが発生する日と感じたわけです。
残る芝レースはメインのデイリー杯2歳Sのみ。距離は1600mなんでどっちに転ぶかは微妙な所でしたけど、私は差し馬場にでるやろうと思いましてん。その理由は単純で、午前中のレースは3鞍とも内回りコース。しかし午後からのレースは2000mが内回りも2400mは外回りコース。このレースも外回りの1600m。短距離よりも長距離、そして内回りコースよりも外回りコースで差し馬がくる可能性が高いと感じたわけですわ。狙いのトラックバイアスが定まれば、あとは能力(指数)を加味しながら一番適してるって思う馬を探すだけですねん(^^)。
その結果ここで狙ったのは「UT馬」でもある勝ち馬のペールギュントでした。(UT馬については単行本でも参照してくださいなっ。とさりげなくPR( ̄∇+ ̄)vキラーン)
そんな同馬を頭に据えて、能力上位5頭馬へ単純に3連単を100円づつ20点購入(※投票履歴参照)。
結果、ペールギュントが最後方から全馬まとめて面倒見て見事勝利し、単勝9番人気で5150円の大穴(^0^)。2着は3番人気の③ライプラス。3着は1番人気の⑤エイシンヴァイデンと7番人気の⑩シルクタイガーの写真判定。レースを見る限り間違いなくエイシンが残ってまんがな!。写真判定なんかいらんいらん。おっちゃん!おっちゃん!時間のムダやがなっ(^0^)ワッハッハッハ。
エイシンで決まったら3連単の直前オッズは18万馬券でした。2000円が18万円に化けよりますんやから笑わずにおれません(*^m^*)ムフッ。写真判定が解けました。が、電光掲示板なんか確認するまでもありませんわ。まっ、でも一応見ときますか(^0^)ワッハッハッハ。
ん・・・10??・・・10番??なんべんみても3着の所が10番ってなってます・・・。(O。O;)(o.o;)(O。O;)(o.o;)ソンナアホナ・・・おまけに10番シルクタイガーって指数上位6頭目やん!(◎0◎)もう1頭増やして30点購入しとったら取れてたんやん・・・(・・;)し、しかも、ひゃ、ひゃ、ひゃくまん馬券やん・・・( ̄_ ̄|||)どよ~ん
まっ、今回、100万馬券はゲットできませんでしたけど、いつかそのうち取って見せますわ(^^)。それよりも今回の件で「トラックバイアス」というファクターが馬券を検討する上で、最も重要なファクターのひとつであるってことが、ちゃんと伝わったらええなぁって思います。
なんの関連性もなく、能力や成績だけで逃げ馬や差し馬を手当たり次第買うんであれば、きちんと関連性をもって、ムダな馬券を買わんようにしながら、さらに的中率をUPさせていくのがええと思いますよ(^^)。