最強の法則2003年3月号

恒例「ゼニになる3歳馬リスト」今年も大公開!

 昨年大好評をいただいた「ゼニになる3歳馬」リストを、首をなが~くしてまってる皆様!(実は待っているのは編集部員。とくにS村)。

 おまたせいたしました!今年もこれで3歳馬を狙い打って、幸せになってくだされ!くだされ!

昨年はファインモーションもいてまいしたよ~(^^;)

 今回は「ゼニになる3歳馬」ってことで書かせてもらいます。この企画は昨年のまったく同じ時期にもやりましたんで覚えてくれてる人も多いかと思います(^-^)。

 ってことでリストに挙げてて超大活躍してくれたお馬ちゃんを振り返ってみたいと思います。

 まず『牡馬・芝クラシック路線、およびNHKマイル路線期待馬』として名前を挙げた10頭の中からはアドマイヤドンがJBCクラシックG1を制覇しました。芝路線の馬がダートG1制覇してどうすんねん(~~;)って声が聞こえてくるのは重々承知ですが、その辺はご愛嬌ってことで頼んどきますわ(^^;。

 次に『牡馬・芝路線、人気次第で狙いたい馬、またはゼニになりそうな馬』リストに挙げた8頭の中には、新馬戦で1着、500万で2着しただけのサニングデールの名前を挙げてありましたけど、なんとその馬がファルコンS(G3)・函館スプリントS(G3)・CBC賞(G2)の三つの重賞を制しました(^-^)//””パチパチ。

 『牝馬・芝クラシック路線、およびNHKマイル路線期待馬』の10頭からは、アローキャリー・オースミコスモ・カネトシディザイア・タムロチェリー・ブルーリッジリバーの5頭が桜花賞に出走しましたけど、ビックリした事にアローキャリーとブルーリッジリバーで決まってしまい馬連\34,440の大波乱を演出しました(^^)//ハクシュハクシュ♪。

 『牝馬・芝路線、人気次第で狙いたい馬、またはゼニになりそうな馬』リストの7頭からは、チャペルコンサートがオークスでを2着と健闘しました。その7頭の中には、新馬戦を勝ちあがっただけのファインモーションの名前も入れてましたけど、その後500万・1000万・ロースS・秋華賞・エリザベス女王杯とトントン拍子に勝ち上がってしもたんで、載せた私の方がビックリしましたわ、正味の話(^^;。

 とまぁ、一部の大活躍馬だけを振り返ってみましたけど、こんな感じで大変好評をいただきましたんで、今年も是非にとゆうことで賜りました。ただ、二匹目のドジョウが居てるかどうかは、保証できまへんけどね(^^;。

今年はBランクが多い「ピラミッド型」

 昨年と比べたら、今年はちょっと事情がちゃいますね。なにがちょっとちゃうかというたら、全体的な層の厚さとゆうか全体的な能力分布がですわ。リスト作成のために3歳馬をまとめてますと、その傾向には直ぐに気付きました。

 このリスト作成のために、一頭一頭調べていってるんですけど、昨年の同時期に比べたら、ある一定の基準値以上の能力を持った馬、いわゆるAランクの馬が少ないみたいです。実は昨年こそが少ないと感じてて、全体的にレベルの低い年に当たると思ってたんですけど、今年の現状を見ると、それは間違いで(^^;、昨年は平均的な年で、今年は昨年より若干レベルが低い年かもしれませんわ。昨年は私が使っている「にこちゃん指数」の基準値から少し下回る層の馬、いわゆるBランクの馬が少なかったんです。

 逆に、Cランクに値する馬が多くて、全体的な層を見ると『中ヘコミ型』的な感じやったんで、リストを作成しても各項目で10頭ほどに纏め上げる事ができましたけど、今年の現時点では『芝クラシック路線、およびNHKマイル路線期待馬』が少なく、『芝路線、人気次第で狙いたい馬、またはゼニになりそうな馬』がかなり多く、Bランクの馬を頂上にした『ピラミッド型』という傾向です。

 ってことは、一見、「ゼニになりそうな、儲けれそうな馬が多そう」に感じますけど、実際は買い難しいんちゃうかと思いますわ。昨年の桜花賞みたいに単純に5頭のBOXで買ってたら馬券が当たったなんてことには、なかなかならんのちゃいますかね ~。

 そんなのもあってか、今年の3歳馬にはハッキリと印象が残ってる馬が少ないです。なので現時点では混戦模様のクラシックになるんちゃうかなぁ~って感じてます。ただ、現状ではBランクの馬が多いんですが、昨年はこのBランクの中から、三つの重賞を制したサニングデールや、02年の話題の中心的存在になったファインモーションが出てきた訳やさかいに、ここからもうひと伸びの成長を見せる馬が出現してくるようであれば、昨年以上の層の厚い世代になってくる可能性が残ってるのは、間違いなさそうですわ(-☆)キラリ。

牡馬クラッシクは混戦?牝馬はあの馬が中心

 ここからはページが許す限り、リストにアップした馬を見ていきたいと思います。リストアップしたのは、1月5日までにデビューした馬に限定してます。

 まずは①『牡馬・芝クラシック路線、およびNHKマイル路線期待馬』のエイシンチャンプ・サクラプレジデント・テイエムリキサンの朝日杯の1・2・3着馬についての評価から。、現状は横一線が無難かなぁって気もしますけど、欲をだせばサクラプレジデントの能力が半歩ほど抜けてて、それにテイエムリキサン、エイシンチャンプの順で続く感じちゃうかなって思いますね。というのもサクラプレジデントは出遅れた分、前半に明らかに無駄な脚を使いました。それでいて長くいい脚が使えたんで、これから距離が伸びていくクラシックの舞台ではエエ武器になってくると思いますね。

 テイエムリキサンの場合は直線で窮屈になる場面がありました。あれだけの接戦になるとちょっとの不利でも痛いですからね。 まぁこの順位は、もっかい走ったらどうなることかワカランくらいの力差やないかと思います。

 ザッツザプレンディは、ラジオたんぱ杯でエエところを見せましたけども、走りを見てると実はダートの方がええんちゃうかなって感じてます。まずダートに使われる事はないと思いますけど、どっかで頭打ちになってダートに回ってきた時にはギチギチに狙ろたろと思てます(-☆)キラリ。

 Aランク馬の基準ラインを緩めて、ブルーイレヴン(故障)・マッキーマックス・タイガーモーション・クレンデスターン・シルクブラボーくらいまでが現時点でのクラシック路線で期待を持ってる馬でしょうか。 牝馬ですが、こちらの場合は桜花賞のマイルの距離を視野に入れんといかんので、芝クラシック路線と短距離路線って風にキッパリと別けるのは厳しいですね。

 まぁ②『牝馬・芝クラシック~路線』では、まずは何をおいても、無傷の4連勝で阪神ジュベナイルFを制したピースオブワールドを取り上げんといけませんね。現状では桜花賞に一番近い馬であることは間違いないでしょうからね。

 その後は非常に混戦になってくると思うんで、予想する場合には経験値を選択するか、フレッシュさを選択するかって感じではないかと思うんですが、私やったらフレッシュさを優先するんちゃうかなぁ・・・って思いました 。

その他、短距離路線の馬を色々ピックアップしましたけど、毎年2歳の夏だけ走って後はカラッキシって馬も多いので、出走してきたからといってむやみに狙ろていくのはちょっと危険。競馬新聞やオッズとにらめっこしてからの方が無難やと思います。

高配当を狙うならこの馬やで~!

 次に③『牡馬・芝路線で人気次第で狙いたい馬、またはゼニになりそうな馬』をピックアップしました。牡馬には40頭ほど該当馬がいてましたけど、その中から、出走してきたら確実に人気の馬やら、ウマミがなさそうな馬を除いて、14頭に絞りこんでみました。

 今年はダンスインザダーク産駒の活躍がけっこう目立つように感じてますんで、シンワインザダークやサザンツイスターは注目しておいて損はないんちゃうかなと思います。また、サクラタイリンは気性も素直で乗りやすそうで能力を発揮しやすいタイプかと思います。あと、スズジャパンやネオユニヴァースはもっと上へいける素材やと思います。

 リスト④の牝馬は20頭ほどから絞り込んでみまた。昨年はクラシックトライアルの過程でゼニになりそうな馬を選らんでみましたけど、出走してきて人気になるようじゃあんまりウマミはないんで、今年は1勝馬や未勝利馬、そして忘れられた頃に出走してきて人気薄になりそうな馬を選らんでみました。そやさかいにこの馬!ってのはあんまりありません・・・(^^;。

 次に⑤⑥の『牡馬・牝馬短距離戦線』は現時点ではクラシック路線外なんで軽く名前だけピックアップしておくことにします。ゴールデンキャストの前走は、極端に前残りばっかりが目立つトラックバイアスの日やったんですが、それを後方から凄い脚で差しきる姿が実に圧巻で、今も脳裏に焼き付いてます。ただこの馬は、小倉デビューで芹沢JK騎乗と、実はあんまり期待されてなかった馬なんちゃうの・・・ってちょっと微妙な部分も残しますんで早熟で終わる危険をはらんでるかもしれません(^^;。まぁクラシック戦線に挑戦もしてくるでしょうけど、人気次第で狙っていってもエエんやないかなと思います。

 最後に⑦⑧の『牡馬・牝馬、ダート路線期待馬&ゼニになりそうな馬』ですけど、今年の3歳馬はダートの鬼って感じの馬は少ないと思います。現状はユートピアが一枚抜けて、そこへエイシンブーン・スシトレイン・グランドホリデイ・アグネスウイングと続く勘定ですね。あと、まだどの馬も、得意の距離が短距離なのか中距離なのか判断し難いので、一緒くたにしてピックアップしました。

 まとめると、今年は昨年に比べるとこの馬は走るで!って自信を持ててる馬がアンマリいてません。とゆうのも先に書いたようにBランクの馬が多いピラミッド型の世代やからです。ただこの中からAランクに属することの出来る成長力のある馬が多数出てきたら、なかなか層の分厚い世代になるんやないかと思いました。また、これからデビューする馬にも能力の高いのが一杯いてるはずですから、まだまたこのリスト内には収まりそうにないですね。