最強の法則2003年2月号

「経験値」やと、今の競馬が 寒うみえてきました・・・(涙)

単行本のクレームは編集部あてに・・・(^^;アセアセ

 まずは、またまた単行本の件で、皆さまにお礼を申し上げさせていただきます。このご時世にも関わらず、大変好評をいただきまして、予約待ちのままお手元に届いてない方が多いとゆうことで、重版されることが決定いたしました!(^^;。

 こんなド素人の読みにくい文章な上に、馬券の必勝法的な事は一切書かれてないにも関わらず、こんなに買っていただいて・・・。予約してまで購入して、読んだ後に文句ゆうてる人も多いんじゃないかと心配でなりません(^-^;。

 クレーム等は、どうぞ編集部宛てにお願いします。決して私宛てにはしないように・・・(^^;。

すべては「経験値」で説明できんのとちゃう?

 さて本題ですが、今回は『経験値』って言葉についてちょっと書いてみようかと思います。

「JCDは中山の1800mとゆうことで先行力がキーポイントになると思う。」ってな感じのことを本誌の12月号で書きました。先行力に長けた、強いアメリカ馬が出てきたら要注意と思ってましたけど、聞く所によると今回来日した外国馬は、たいして強い馬はいてなかったらしいっすね。そやさかい、今回のJDCは、地の利を生かした日本馬に分があるのだけは、間違いなさそうやと思いましたわ。

 ちまたでは地方でG1を勝った2頭の3歳馬にごっつい注目が集まってましたけど、メンバーを見渡すと、「このままレース名だけ『平安ステークス』に変更しても、十分成立するんちゃうんかいな?」

って感じで、かなり冷めた印象を感じてました(^-^; 結局勝ったのって、イーグルカフェでっしゃろ・・・(‥;)。 最初は、何で今ごろこんな馬が・・・?って思いましたわ(^^;。すごい失礼なことをゆうて申し訳ないけど、だって、同馬は昨年の武蔵野Sで59kgを背負って、クロフネから9馬身も離された2着やった馬でっしゃろ・・・。けど、そない聞くと、「ああそうか、なるほどな!」って、徐々に納得し始めたのも、また事実でした。

 ここ最近のこのページで、今年の秋のG1レースは古馬の層が薄いと、嘆きっぽいことをなんべんも書いてきました。これまた非常に失礼なんやけども、個人的意見としては、一線級のバリバリの馬がいなくなって、残った二番煎じ、三番煎じの古馬たちと3歳馬ではどっちが上やねん?? って感じのG1が多いと思てます。なんか宝塚記念からこっちは、とくに感じますねぇ・・・。その宝塚記念はダンツフレームが勝ちましたけど、この馬なんかは典型的な二番煎じ、三番煎じの馬ですさかいにね・・・(‥;)。

 まぁ宝塚記念ってレース自体が、時期的にそんな馬のためのG1になってしまうのは、仕方がない事かも知れませんけどね・・・(;)。

 ここには3歳馬で、ローエングリンって馬が出走してました。なんぼ二番煎じ、三番煎じの馬が相手とゆうても、超一線級の3歳馬で無い限り、この時期で古馬相手のG1はまだちょっと厳しいのが現実やろうと思います。その中で自らがペースを作っての3着はかなり立派なもんやと思いますよ。まぁ今回はそんな話しちゃうんで、先へ進めますが、【古馬混合】・【世代交代】みたいな観点からダンツが宝塚記念を勝った事実を検証すると、真っ先に思いつくのがさっきの『経験値』って言葉なんですわ。ダンツフレームといえば、皐月賞ではアグネスタキオンの2着。そしてタキオンが引退した後のダービーではジャングルポケットの2着と、一線級の馬と比較したら、能力的に若干の見劣りが隠せない、イマイチ押しの弱い馬ですよね(^^;。

 それが上が1頭欠け、2頭欠けして出走しないことで幸運が巡ってきたのが、宝塚記念やと思います。 これとおんなじことがイーグルカフェにもいえると思うんですわ。今回のジャパンカップダートのイーグルカフェの結果は、ダンツフレームにダブってしゃーないんですよ。昨年の武蔵野Sでクロフネの大差の2着やったこと。そのクロフネが抜けて、実はひっそりと順繰り巡番がまわってきたチャンス・・・。なんやかんやと新興勢力がでてきたところで、『経験値』って言葉を当てはめたとたんに、なんとなくしっくり説明がついたように思いました。早い話が、世代交代がどこまで進んでるかってことがJCDを計る上での重要なポイントやったみたいですわ(^^;。世論は世代交代は済んだとみて、3歳馬が1・2番人気を分け合う形を支持しましたけど、完全に世代交代できるほどの力を持つ3歳馬が、あの時点では、いてなかったてことやないでしょうか。3歳馬の視点で見ると、この結果も一線級の古馬相手にやったら納得でしょうけど、相手は平安ステークス並みのメンバーやっただけに、事態はちょっと複雑やと思いますよ・・・(;)。

 二番煎じ、三番煎じの古馬たちとの世代交代は『経験値』の前に敗れ去ったわけですから、日本競馬の未来を背負う、クロフネ級の馬の出現なんて雲の上の話なんでしょうね。

ヒシミラクルは「レベル~」出身馬!

 話は変わって、天皇賞ではシンボリクリスエスが古馬を一蹴して優勝しましたけど、こっちは完全に『経験値』を押さえつけて、世代交代が済んだんでしょうかね? 結論から言いますと、皆さんと同じ意見やと思いますが、この馬についてはJCの結果を考えた場合、古馬たちとの世代交代は済んだと見てええと思いますわ。ただ、『経験値』って部分を踏み越えて、世代交代をやってのけるほどの才能があるんか?って考えた場合、この馬のケースは若干違う見方をしています。

 古馬の『経験値』の代表格とゆえば、前回でも名前を挙げたナリタトップロードやと思うんですけど、この馬なんかは、なんぼ『経験値』があったところでピークを過ぎてるし、日を追うごとに下り坂に向う馬やろうし、今さら『経験値』がモノをゆうとも思えんしね。それでも、古馬だけで行われるGⅡ京都大賞典やったら、この馬の『経験値』で十分通用するし、天皇賞でも2着に健闘できるんですもんね。まぁそれも予測は出来たことですけど、それよりも私は、この馬の『経験値』が通用してしまうこと自体、他馬陣営は恥ずかしいと思わんとアカンのちゃうかなって思いますねん。3歳馬のシンボリが古馬を打ち破って天皇賞優勝とゆうことでマスコミ受けはするでしょうが、それほどまでの才能があって、凄い強い馬なんか・・・と冷静に考えた場合、手放しに褒め称えられるほどのモンではないと思うんですね。天皇賞に関してはテイエムオペラオーらの全盛期からみたら、二番煎じのメンバーを打ち破った程度のことやと思うんですね。要するに、だらしない古馬たちのお陰で、日本競馬界の頂点付近押し出された、って感じやないかと思っています。

 本誌12月号のJC予想で、「私が思うに外国のGⅡ・GⅢクラスの馬が本気で狙ろてきよったら、今年だけは簡単に勝てるんちゃいますかね。」って、書きましたよね。それも結局現実になってしまいましたね(~~;)。 出来れば、現実になって欲しくなかったですけど、現在の日本馬、とくに古馬の能力を考えたら、これは至極当然の結果ですもんね・・・。来年になれば、シンボリクリスエスももっと成長を遂げているでしょうし、同馬を筆頭に、日本馬が外国馬を打破するシーンを見せて欲しいと思います。

 話は飛躍しますけど、荒れに荒れた菊花賞。11月号では、主役不在といいましたけど、その考え通り、勝ったのは10番人気のヒシミラクルでした。

 で、このヒシミラクルですけど、私のコラムを楽しみにしてくれてる読者の方でしたら、頭の片隅にでも名前が残ってないですかね?そうですわ、【レベルの高いレース】として紹介した、5月26日の中京2Rの勝ち馬です。これから7戦後に菊花賞を制しました。これはホンマに単なる偶然やろうとは思いますけど、主役不在の混戦模様の菊花賞やったからこそ、【レベルの高いレース】で揉まれて勝ち上がった『経験値』が生きた。って部分があるようにも感じました。

超お薦め「ラップ理論」を紹介したいんですけど・・・

 話はコロっと変わりまして、残りで馬券の話を少ししようと思います。これから紹介するのは、色々なタイミングの関係があってちょっと古くなってしまいましてんけど、9月に札幌競馬場に行った時の話です。なんでまた今ごろそんな古い話を・・・(;)って、感じでしょうけど、マァマァそこは大目に見てもらってですね・・・(^^;アセアセ。

 紹介するのはある馬券理論なんですけど、これがけっこうオモロイんですわ。その方法とはごっつ斬新で、なおかつ実践に役立つ方法でしてね。実はその馬券理論を考えはったのは、私の【にこちゃん出馬表】(単行本に詳細)を使ってくださってる北海道に住む方なんですけど、その方(以降Tさん)と札幌競馬場でお会いした時に、その方の持論である【ラップ理論(仮名)】を聞かせていただいたとゆう訳ですわ。ごっつ短い時間で説明をお聞きしただけなんやけど、『競馬は時計やないで!』という私やのに、”ラップ”と名のつく理論に、ごっつい共感できる部分を感じました。

 いや、もしかしたら『競馬は時計やないで!』って思ってる私やからこそ、この【ラップ理論(仮名)】に共感を覚えたんかも知れませんわ(-☆)キラリ。

 その日の午前中、Tさんは1700mのダート戦で人気の逃げ馬の単勝馬券を購入してはりました。この時点では、なんでその馬を購入したのか等は一切聞かずにTさんの馬券の行方を見守る事にしました。

 ゲートが開くとほぼ同時に、Tさんの声援が聞こえてきました。しかしその声援は今までに聞いたことの無い内容やったんで、彼の理論に一瞬にして興味が湧いてきたわけでした(^-^)。

 例えば、自分が逃げ馬を買っていたとして、後続の馬がガンガン詰め寄ってきたとしたら・・・、 「来るなぁ~、そんなに詰め寄るなぁ~!お願いやさかい、ユッタリ行かしたってくれぇ(;;)ウウウ!」 って、いいますよね?。それが彼の声援ときたら、

 「詰めろ!ガンガン詰めろ!もっと行け!、もっともっと詰めろ!」なんですわ・・・。これって今までにある競馬の常識的発想と全く逆や思いますやんね(^^;。

 ページの加減でこれ以上の詳しい説明は出来ませんねんけど、超簡潔にまとめますと、『各馬には各馬の、己が力を発揮できるペースが存在する』、ってことなんです。極端な話、ゆったり逃げて力を発揮する馬もおれば、速いペースで逃げこそ力が発揮できる馬もおるちゅーことです。妙に納得したんで、それをヒントに自分の予想の中に取り入れて2~3レースやってみたんですわ。その結果、ここに紹介する馬券(馬券コピー①~③参照)がHIT出来たわけなんです。わざわざ紹介するくらいやさかい、しょうもない馬券や無いですよ(^-^)。複勝③シュアエレガンス\310。馬連③⑥\12,320。3連複②③⑥\52,690。(レース結果画面参照) (^^)//。・::・°’★,。・:*:♪・°’☆ パチパチ。

 いっつも細かい競馬ばっかりしてる私ですけど、たまにはこんな馬券も当てますねんで(^0^)オッホッホッホ。 心残りなのは、私がどう考えてこの馬券を取ったんか、説明するページ数が足らんことですわ(;)。

 けど、いとも簡単にこんな馬券が的中できたんで、こりゃ、是が非でも『競馬最強の法則』読者の皆さん、とくに私のページを楽しみにしてくれてる皆さんには紹介したいなぁ~って思ったモンで、担当O氏に頼み込んで、将来的に企画になるかどうか検討してもらってるところですねんわ(^-^)。

 もしも企画が通ったならば、そのうちTOPのカラーページで【ラップ理論(仮名)】が紹介される日がくるかもしれんので、どうどその時を楽しみにしといてくださいな(^0^)。

 その時にページに余裕がありましたら、私が取った理屈もあわせて解説できればと思います。

ちょっと試したTさんの「ラップ理論(仮名)」で、3連複②③⑥5万2690円の高配当的中!(他配当は画面の通り)日頃から「競馬は時計やないっ!」という木下も脱帽!

 ”袋と じ”木下健「レベルの高いレース」を事前予告する。今年の「筑前特別」1/18「鳥栖特別」2/9には厳重注意!!

本誌初公開!「RTローテーション」

 てっきりG1シーズンのみの企画と思ってましたけど、またまた袋とじ企画なんっすね(^^)。この袋とじ企画が始まってから、原稿を2つ用意せんといかんので、結構大変やったりします・・・(~~;)。

 けどまぁ、色んなことを伝えられる場が増えることになるんで、喜ばんとあかんのでしょうね(^^;。 

 さて、今回いただいたお題は「冬のダート攻略」と、私にとっては、けっこう得意分野じゃん♪って感じの、お題で良かったですわ(^0^)。

 例年、年明けには、かなりの確率で【レベルの高いレース】(ダート)が発生します。その理由には「時期的要因」が関係してると思いますねんね。その要因ってゆうんは、「素質の高い、芝路線に見切りをつけた明け4歳馬」が古馬に混じりだし、レースを掻き回すことで、それに刺激された古馬が激走を始めるとゆうような影響もあるんではないかと思います 。連載ページで書いた『経験値』はこれに類似するモンですね(^^)。 そこで色々考えてみたんですけど、単行本の袋とじにて公開した【RTローテーション】でも取り上げてみようと思います。 で、その前に、単行本をご覧いただい・・・てな・・・い(^^;アセアセ。 あ、そういう方のために、【RTローテーション】について簡単な説明しておきます。ホンマは買ってほしいねんけど・・・(^^;アセアセ。

 【レベルの高いレース】の一つの特徴として、毎年同じような名前のレースや、似たような時期に施行されるレースが、【レベルの高いレース】になる傾向が強いんですわ。「強い馬が集まって散っていく」、とゆうふうに、ある意味、3歳クラシックのようなローテーションが古馬の条件レースにも存在するとしたら・・・。過去を検証する事で、未来を予測する事も、もしかしたら可能なんじゃないか、とゆう発想ですわ。もっとひらたくいえば、「『レベルの高いレース』を事前に予測して、その翌週からガンガン銭にしようっ!」ってこと。ただこれはあくまでも仮説の段階ですんで、海のモノとも、山のモノともわかりまへん。とだけは断っておきまっせ(^^;。

 仮にこの仮説が的を得てるとしたら、「そのレースの出身馬を狙ってるだけで、1年間勝ちマクレルんちゃうのん?」ってことですわ(^^;。 まぁ、細かい説明はこの辺までにしときます。もっと詳しい説明が欲しい方は、単行本の方を参照してください(^0^)。

レース出走後2走以内を狙撃しろ!

 さて、この号の発売日が1月11日ということですんで、単行本掲載の【ローテ①・年明け】を中心に書いておきますね。

 先日(本日12月3日)、’03年度の番組表が発表されました。例年の年明けの番組構成とは、ちょっと様相が違う部分もありまして、3月の中京開催には、古馬500万ダートの特別レースが設定されてません。なので、【ローテ①・年明け】に当てはめて考えた場合、対象となるのは、1回小倉競馬に組まれてる、2つの古馬500万ダート特別戦だけですわ。その一つが小倉初日、1月18日の筑前特別で、もうひとつは最終日、2月9日の鳥栖特別です。’02年末の中京開催の500万ダート特別戦は、例年並みの間隔で設定されてましたんで、その関連として、昨年同様【ローテ①・年明け】に準ずるレベルの高いレースは、間違いなく発生してくると思いますわ。

 で、「筑前特別」と「鳥栖特別」ではどっちがより一層、レベルの高いレースの可能性が高いのかって部分は、現時点ではわかりませんけど、ポイントはおそらく4歳馬になってくるでしょうね。昨年、強烈な連対成績を残した「鳥栖特別」は、新馬戦でマンハッタンカフェに先着したイサオヒートが勝ったとゆう事実がありました。このような素質の高い馬が出走してきた場合は、かなりの確率でレベルの高いレースになってくるんちゃうかな、って思いますねん。まぁ、そうはいっても、やっぱりどっちのレースもチェックしとくほうがええでしょうね。狙うポイントは、このレース出走後2戦ですね。統計的には、そこらで区切りをつけておく位の方が、儲うかると出ています。その後は【ローテ②・降級混じり】に移っていく訳ですが、今年は番組構成が大きく変わってますんで、昨年までとは、ちょっと様相が変わるかもしれませんね(-☆)キラリ。

 その件についてはまた次に機会があれば・・・ひひひ(:D)┼─┤。

本誌カメラマンK、「レベルの高いレース」ではっぴぃい!

 またもやご注進にやってきた本誌カメラマンK。自他共に認める「レベルの高いレース」大ファンである。

「いやぁ、ほんと来る、来る『レベル~』はすごいなぁ~!木下さんはすごいなぁ~!わっしょい!わっしょい!」kいわく、馬券①のショウナンパシオンは、なんと7走前の「レベルの高いレース」、6月30日函館7R(勝ち馬ダンシングテン)の出身馬で、その事実だけで買ったらしい。12番人気で複勝900円つくと同時に、3連複3万6080円の立役者にもなっている。また馬券②はワイド④⑥、⑥⑧的中(3連複④⑥⑧1万430円)。

 この時の軸の⑥テンケイは、10月6日京都「藤森特別」 (勝ち馬ファイトアフリート)の出身馬。このレース後3走はずっと複勝圏内で、「レベルの高いレース」の威力を存分に発揮している。最後にKが、「単行本も出て、木下リバイバルブーム?みたいだけど、やっぱり『レベルの高いレース』が一番、簡単だしね!」。