最強の法則 2000年8月号

RT指定八重桜出走馬と指数Aの組み合わせが10万馬券に!

 先月はL・RTレース出身馬が激走して大穴を演出する事が多く、私自身も全部を獲ってる訳じゃないですけどそれでもかなり潤いましたよ(^^)。ココ最近の代表的な例を挙げますと・・・・。5月13日福島12R。ココでは金華山特別出走馬が2着に入り馬連¥15200でした。

 5月21日東京10R。ココではRT指定の丹波特別出走馬が2着、 1着にもホームページ上でチェック馬(UT馬)として名前を挙げてあった馬が来まして¥38580でした。 UT馬はホームページの 日記と言うところに書いてありますので興味のある方は (PCお持ちの方)ご覧になってください。

 ただし、良い意味で 書いてある馬も悪い意味で書いてある馬も両方居ますし、 私の観点でのチェック馬ですから頼りない部分も一杯ありまっせ(^^;。おまけに自分でもいつ走るかワカランのでそのつもりで居てくださいよ。

 5月27日中京12R。こちらはLレース出身馬ではありませんが先に書いたような、UT馬が2着入線し、¥10070でした。

 そして自分でも驚きなのが5月28日。ダービー当日の東京12Rですね。RT指定の八重桜賞出走馬と我が出馬表の指数A馬で決まってなんと¥100300!!。初の10万馬券で自分自身びっくりですわ。もちろん取ってないけどね(^^;。

 6月4日も東京12RでS(ストレスの高いレース)指定レース出身馬が2着入線¥10460。

 ダメ押しが6月10日、これまた東京12R・少し前にここでも話題に出しましたエイシンラグランジのレース出身馬が2着に逃げ粘り¥68700の高配当でした。このレースの場合前にも書きましたがLレースで先行していた馬の休み明けということで手探りでLレース出身馬を狙うよりも若干狙いやすかったですわ。

 忘れた頃にやってくる・・・それがLレース出身馬なのかも知れません。。。

夏競馬を考える3つの要素

   今月は夏競馬特集と言う事で夏競馬について私なりの攻略法と言う物を書いてみたいと思います。ただし、一応の目安と言うだけなんで、必ずしもそうであるかと言う事は無いんでその辺だけは勘違いせんといて貰わんと困ります(^^;

① 降級馬と現級馬・4歳馬の力の比較。
② 馬場状態と脚質。
③ 秋に向けて実力馬が復帰する。

私が夏競馬を考える上で注意している点はおおまかに別けると次の3つですわ。

それじゃ、一つづつ説明していきまっさ。

降級馬と4歳馬で狙えるタイプは?

この項は、先月号でも触れましたから補足的なことを含めて書きたいと思います。
夏のクラス編成後という事で1600万⇒900万・900万⇒500万と降級する古馬が居てますよね。それと同時に4歳オープン⇒4歳900万へ降級する馬が居ます。そこへ現級の900万・500万の馬が混じって番組が構成されます。ここで注意したい事が何点かあります。

1・上級クラスでも勝ち負けできたのに降級して賞金を稼ぐためにわざと凡走していた馬
2・現級に留まり賞金を稼ぐ為に勝ち負けできたのにも関わらず、わざと凡走していた馬
3・能力のある馬に揉まれてきた4歳馬

 1・2は現実的に考えて至極当然の事ですよね。競争馬にロマンを求めるのも良いですけど基本的に馬主さんも調教師さんも競争馬にちょっとでも多く儲けてもろてナンボの世界やからね。ギリギリの能力でわざわざ出走手当てしか貰えん上級クラスに好んで昇級させたい馬主さんも少ない筈ですわ。ただ、それがどんな馬か見分けるのはちょっと難しくてハッキリ言うと私らでは無理ですわ(^^;。
で、一応の目安として降級馬でこの条件で狙えるのは掲示板に載るか載らないか位の成績を何走か繰り返している馬。こう言う馬が臭いと思いますんで積極的に狙っていってもオモロイとおもてます。
 で、そう考えると当然狙う順番は現級馬よりも降級馬となってくるんですが、降級馬の場合はかなりの人気に成る場合が多いので馬券的妙味は薄れがちですよね。その辺を考慮して2~3番手に馬券的妙味のある降級馬を狙ってみるのも一つの手だと思います。

 3・は先月に書きましたように狙いはダート戦に出走してくる4歳馬ですね。4歳馬は番組の加減で完全にダート適正の方が高い馬でも1,2勝してしまうと芝のレースしか使えなくなってしまってる場合が有ります。年々番組が整備されて4歳オープンのダート戦が増えてきていますからダートだけを中心に使われている馬も多くなりました。それでもやはり未勝利、500万とダートで能力の高さをアピールした馬は人間の 欲も絡んでクラシックを目指して芝レースばかりを使われてたりしますんで、そんな馬が一応芝路線に見切りをつけてダートに復帰してくるのもこの時期です。または秋以降の大レースに向けて少しでも賞金を上乗せしておきたいとダートのレースに活路を向けてくる馬も居ますし。
まとめとして、大まかな狙いの順は降級馬⇒4歳馬⇒現級馬と言う事でエエと思います。

開催の前・後半で馬場の恩恵が逆転する

 次に馬場状態と脚質という観点から見ていきます。函館・小倉・札幌は2連続開催が行われます。いずれも中央場所に比べて小回り平坦な競馬場ですわ。そして芝の状態も痛みが極端に早いと感じます。そこでポイントとしては芝の状態と脚質を考えたアプローチで挑みたいと考えますわ。

 基本的に小回り平坦コースはどうしても先行できる馬に利のあるコース体型に出来上がっています。それにも増して芝の状態の良い開催の初め頃は断然に先行馬有利の特徴が現れます。芝が傷んでくるに連れ差し馬の連対も目立つようになります。ココまでは先月号でも少し触れましたので今回は少し違った観点から作戦を立てていきますわ。

 まず夏競馬の基本は滞在競馬ですね。滞在競馬と言う事は開催期間中に距離もコースも前回戦った同じようなメンバー構成のレースが組まれる場合が多々見られます。そこへ馬場状態と脚質を加味して考えますと、開催の前半では先行して好成績を残す馬と、差して届かずのイマイチの成績の馬とに分類できます。しかし差して届かずの馬の中にも決して能力が低かったり調子が悪かったりで成績が伴わない馬ばかりではなく、あくまで馬場状態の恩恵を受ける事が出来なくて凡走している馬が多く います。

 そこで好成績を残した馬はその次も人気になるのが基本的な事ですけど出来ればそんな馬にぶっ飛んで貰って高配当をGET出来る方がオモロイですわなぁ。そこでそんな馬をぶった切って脚を余した馬を狙えるようになるのが馬場が荒れてきた頃なんですよね。

 馬のローテーションを考えた場合、開催の初めから出走していた馬の場合、滞在競馬3走目ともなると丁度馬場が荒れて来た頃ですよね。そんな時に開催の初めの好成績を引きずって人気を被っているようなら、逆に馬場状態に恵まれずに力を余して負けた馬を狙いたいですねぇ。

秋に向けての試走に注意

 最後は連続開催の終わりごろからポツポツと出走してくる能力上位馬の復帰戦についてですね。

最近は夏の間も放牧に出さずに自厩舎で過ごすパターンも多くなってきましたが、基本的には能力のある馬は早めに休養に入って札幌辺りから復帰するパターンが見られますね。能力的には断然上の場合も多く、それなりの人気を被ってきますが、本来の目的は復帰戦では勝つことよりも手応えを試す程度で、その後に控える重賞レースに大目標があるのですから無理に勝つ必要もないと思ってる厩舎や騎手が多いと思います。それでも能力の高さから複勝圏には殆どの馬が取り付いてくるように思います。その辺を考慮するとG1馬は別としても重賞やオープンクラスで入着級の一息足りない馬が人気を被りすぎるようならば何走か使っている馬の単勝に最も旨味が有ると考えます。

しかし、最高の攻略法はなるべく見送るのが夏競馬攻略法の最も有効な作戦だと思います。