木下健の予想術

3歳馬(2歳馬)の成長度合い

今回は3歳馬(2歳馬)の成長度合いによる補正についてのお話しです。

成長度を推測する必要性

個体差によりバラつきはありますが、3歳馬(2歳馬)は指数的に1ヶ月で2ポイント前後の成長を遂げると感じています。

そして強い馬ほど成長度は大きいようにも感じます。

アルファベース出馬表では前走指数を対象にランク表示されていますので、予想時に成長度合いを考慮する必要性は少なからずあると考えます。

「1ヶ月で2ポイント前後の成長を遂げる」を前提とすれば、毎月コンスタントに使われているA馬と、数か月ぶりに出走するB馬の前走指数が同じ75だった場合、成長度を期待できるB馬の方が現時点の能力は高いであろうと仮定できます。

早い時期に勝ち上がり、数カ月間の休養を取って久々に出走してくる馬など、本来は力があるはずなのに出馬表ではランキング外になる事もしばしばあります。

そのような事を解消するためにも、成長分を補正し、現時点での推測値を知ることは馬券の組み立てに有効やったりします。

 

方法は簡単!

まずはアルファベースでその馬の最高値が何月にマークされたものかをチェックします。
そして最高値に以下の補正値をプラスするだけ。
最高値が3月であれば補正値は1。12月であれば補正値は4です。

成長度補正値

3月①・2月②・1月③・12月④・11月⑤・10月⑤・9月⑥・8月⑥

*今日現在が4月なので最新月は3月となっています。5月になれば3月を4月に、4月を5月に書き換えてご利用ください。 補正値は時期によって多少変動させる場合があります。

「1ヶ月で約2ポイント前後の成長を遂げる」が前提ですが、補正後の指数が高くなりすぎる事を懸念して補正値は少し低めに設定してありますので、個々の観点で調整していただいて構いません。

強い馬ほど成長度は大きいと感じているので、重賞での1着指数の補正値は1.5倍。
2着指数の補正値は1.2倍にします。

過去5走の最高値に補正値をプラスするだけ

 

具体的な補正方法

先々週の’20/4/18に行われたアーリントンCを例に説明します。

馬名右の数字が過去5走の最高値です。(Dはダート)
最高値の*は重賞で1or2着だったことを表します。
タイセイビジョンとプリンスリターンは2着の指数なので補正値を1.2倍にします。
タイセイビジョン76+5*=81 5*[4×1.2=4.8] プリンスリターン76+4*=80 4*[3×1.2=3.6]

補正をすると以下のようになります。

レース結果がこちらです。

ランキング的には大差は感じられません。
しかしタイセイビジョンを76DXというランキングだけで判断すると3番手以下という印象ですが、成長度を加味してやると決してそうではないと感じられるようになりました。

「強い馬がきちんと成長を遂げていれば軽くは扱えない」という判断をできるようにするのが目的

 

G1馬はやはり強い

以下は皐月賞の結果です。

コントレイルもホープフルS(12月)の指数なので、近々に出走した馬たちに抜かれランキングはEXですが、成長補正を施してやると86で能力は一番高いと推測できます。

同様にサリオスも朝日杯FS(12月)の指数なのでZですが、こちらも84まで躍進するので大きく印象が変わります。

G1馬の指数が低い状態ではやはり違和感があります。
しっかりと休養を取って成長もしているはずですし。
他馬の指数が最近のものなので仕方がないと言えばそれまでですが、成長補正をしてやると少しはシックリくるようになりました。

 

3歳(2歳)限定戦ならOK

未勝利戦や3歳(2歳)限定1勝クラスでも使えます。
例えば先週の4/25京都6R

12番ハクアイブラックは11月からの休み明けで4番人気でした。

未勝利勝ちの前走が75と最高値ですが、これは非常に優秀な数値です。
4番人気というのは近々で勝ち上がってきた他馬のパフォーマンスの方が印象深いからだと思われました。
成長補正値をしてやると80となり、無事に成長していれば十分に対抗できると思えるようになりました。

結果は2着と健闘してくれました。

我が馬券はハクアイブラックからの馬連にしましたが、1着に15番人気スリーグランドが着て残念な結果に終わりました 😥

このレースではもう一頭、14番サンライトも成長補正値が80でした。
しかしこちらは7番人気で14着と惨敗しています。

ハクアイブラックとサンライトには決定的な違いがあると私は考えました。
ハクアイは良い勝ち方をしての休養ですがサンライトは惨敗しての休養なので、ここまでの臨戦過程に大きな違いがあるのではないかと感じました。

私は調教もパドックも新聞も見ませんので、頭の中で想像をフル稼働させます。
それが正解とは思ってませんが、それだけでも十分足りると思っています。

 

成長補正値はあくまで推測値です。
その値に達している可能性と、今回それを発揮出来るかどうかは別の話しです。
最高値の前後の指数の上下や、ここまでのローテーション等も検討する必要があるのは言うまでもありません。

補正値だけで安易に飛びつかず、想像力を絡めてご利用ください。

成長補正値は推測値でしかありません
過信しすぎずお楽しみください