木下健の予想術

時計の掛かる馬場を予想する_01

力を要する馬場に適したタイプ

 

’21/4/4 阪9R 芝2000M

 

このレースでは4番人気のニホンピロスクーロが8馬身差の圧勝劇を演じました。

同馬の戦歴からこれほどの圧勝劇は正直受け入れがたい部分も感じます。

 

4Rが終わって暫くすると雨が降り始めました。

3月に入ってからは土日のどっちかが雨で、良好な馬場で行われた週がありません。

それでも阪神の馬場はそれほど悪化しなかったんですがこの日は少し違って見えました。

ニホンピロスクーロらが巻き上げる剥がれた芝の塊が大きく激しく飛び散り、急速な馬場の悪化が進んでいると感じました。

経験上、激しく悪化した馬場で激走するタイプの一つに「元々はダートを主戦場にしていた馬」という認識があります。

やはりダートを使われるような馬は力を要する馬場に適した走り方をしているんではないでしょうか。

そもそもパワータイプの走り方をしているからこそデビュー戦にダートを選択するんでしょうし。

もしやと思ってニホンピロスクーロの戦歴を調べてみますとデビューからの6戦はずっとダートで、さらに勝ち鞍まであげている馬でした。

他馬が馬場を苦にして実力を発揮しきれず、ニホンピロスクーロだけが力を発揮したとすれば8馬身差の圧勝劇も少しは納得がいく気がします。

 

このニホンピロスクーロの件から、力の要る馬場を苦にしないパワータイプじゃないと上位は厳しいと感じましたので、以降の予想がより明確になった気がしました。

その説明は少し長くなるので次回にするとしてその前に一つ。

 

ダートを主戦場にしていた馬

 

ダートから芝への転戦初戦というのは相当な確率で人気が無いものです。

そんな馬に天の恵みかの如く大雨が降り、馬場が悪化して大穴をあける場合があります。

 

’20/6/13 東11R 芝2400M

 

例えば昨年6月13日に行われたジューンS。

2着入線のアイファーキングズはデビュー16戦目にして初めて芝への挑戦でした。

6月といえば時節柄雨の多い時期ですし、その日も大雨で極端に時計が掛かる不良馬場になりました。

そんな力の要る馬場をスイスイと逃げ残って3連単63万馬券の立役者となりました。

芝への挑戦は僅かその一回だけ。

もしかすると天候と馬場の悪化を見越し、一か八かの挑戦だったのかもしれません。

 

これから雨の多い季節を迎えますので、「元々はダートを主戦場にしていた馬」というキーワードを覚えておいて損はないと思います。