木下健の予想術

2019年11月3日「みやこS GIII」京都ダ1800mの馬券術

先週の結果「お気楽予想」でも紹介してますが、’19/11/3 京都のメインレース「みやこS GIII」ダ1800mの予想術についてお話ししたいと思います。

このレース、私は予想の際に、以下のコトを考えました。

逃げれる馬が揃った事でHPの可能性大。
大外枠から先手を取りに行く⑯はかなり厳しい競馬になりそう。
枠順としては⑤⑩が有利だが⑩は1700タイプ。速すぎてきっと持たない。
終いのキレる馬が上位入線の雰囲気

で、

結論

その1・・・1番人気のインティにはぶっ飛んでいただく
その2・・・◎は8番人気のヴェンジェンス。

この理由について少し詳しく話そうと思います。

話の本質に迫る!その前に・・・ちょっとだけ回り道をします。

20年以上もずっとレースを見てコメントを残す作業をしてますと、昔とはだいぶ変わったなぁーと思う事があります。

そのうちの一つが外枠馬の不利です。

そもそもオーバルコースで並行スタートするんで基本的に外枠不利なんですけど、競馬の場合はスタートから全馬が全力やなのいで必ずしもそうではないですけど。

ただ、コーナーを4回まわるコースの、しかも1コーナーが近い1800とかですね。
みやこSの京都1800ダートなんかもそうですね。

その昔、F騎手が幅を利かせていた頃は、超能力にも似た「俺が行くから誰も邪魔するなよ」的方法で逃げ勝つなんて事も度々ありました。

最近流行のいわゆる「忖度」ゆうやつでんな。 😛
けど最近の競馬では、そういうのは見やんようになりましたね。

 

強い馬は特定の厩舎や騎手に集中する傾向にあります。
そんな中で乗り鞍を確保しようと思えば、ちょっとでもエエ結果を残さなあかんし、ちょっとでも自分をアピールせんとあかん。

そんな意識がスタートから働き、外枠の人気馬に騎乗する先輩騎手にも厳しい姿勢で挑んで好位をキープしようとする機会が増えた。

その結果、先手争いの厳しいレースが増えて、超ドスローの直線よーいドン!って競馬が減りました。

1コーナーが近いコースになると先行争いはさらに激しくなり、そしてHP(ハイペース)になる傾向があります

みやこSはそんな様相を感じさせるメンバー構成でした。

⑯インティより内に⑤スマハマ⑧ワイドファラオ⑩リアンヴェリテと、少なくとも3頭のペースを握りたいタイプが居ました。
この状況で⑯インティが大外枠からすんなりハナに立てるわけがありませんわ。

強引に行ってもハナを奪えるのは早くて2コーナーの出口付近。
それもコーナーワークのロスを発生させ、かなりのハイラップを刻んでの話しです。
そんな競馬であっさり潰れる外枠先行馬を数々見てきました。 🙁 

競馬は推測の遊びです。その1(ёё

今回の川田騎手はアメリカ出張中の武騎手の代打。
勝つ気満々やからこそのリーディングジョッキー起用。

かしわ記念や帝王賞の敗因が2番手の競馬と陣営が推測してるとするなら、何が何でもハナを奪いに行く。と私は推測しました。

しかもスタートに影響する59kgとなれば、序盤に相当なハンデを負う事になります。
「これは絶対に潰れる(-)キラリ」という確信が持てたんで無印にしたと言うわけですわ。

ま、実際は4角でゴチャつく不利があってレースを投げたんで、あそこまで着順が悪なったわけですが、不利が無くても馬券圏外は間違いなかったと思います。

なぜヴェンジェンスか?

流れは厳しく外枠先行馬に不利な状況ならば、内枠馬の上位入線確率が高まるのは自然なこと。というのが大前提。

Alpha-BASE FULLでご提供しております【LAP COME(ラップコメント)では、ヴェンジェンスの前走と前々走でこう残していました。

前走/太秦S

短距離中心に使ってきて今回が初めての1800。もっと前で競馬出来るのに後方追走でただ周ってきただけ。少し先の目標に向けて、今日は調整の一環という程度の参戦でないかと思われる

前々走/プロキオンS

厳しいラップを刻んできた分だけ伸び負けたが、条件が違えば逆転の可能性もある能力

 

前走の意図は何か?

プロキオンS(1400M)では厳しいラップ刻んでもバテずに踏ん張れた。
このことから今回。

もし先行するなら、少々のHP程度ならそんなに厳しいとは感じんはず。
もし後方待機なら、前回の中盤から一気に捲る競馬がド嵌まりする可能性がある。

これだけがの決め手になったわけやありません。
誰しもが色々な考えを交錯させて予想するように、私も色々な考えが交錯します。

競馬は推測の遊びです。その2(ёё

ラップ指数を搭載したアルファベースでは、位置取りからの末脚を推測することが出来ますねん。(-)キラリ

例えばHPになった場合、一般的に上位に顔を出すのは差し馬。
ならばいつも後方待機で、HPになると上位にぶっ飛んでくるキングズガード(今回2着)はどんなラップ指数か?
後方脚質で逃げ馬のペースに左右されるためラップ幅は広域ですけど、HP(指数背景が水色)を見てみるとFHP(*1)-10くらいになるって事がわかります。*-10という値は平均ラップから約1秒遅いと言う意味です。

(*1)FHP 赤で囲んだ数字
スタート~中間地点までの速さを数値化したもの

(*2)LH3f 青で囲んだ数字
後半3Fの速さを数値化したもの

キングズガードに限らず差し馬は、-10という位置取りからやと程度のLH3f(*2)を発揮できれば複勝圏内に届く。程度なら良くても掲示板圏内にしか到達できん。差し切るためには+10くらいが必要になってくると推測できます。

要するにHPで好走はしても勝ちきれんキングズガードみたいな馬に先着するには、同じFHP(位置取り)でそれ以上のLH3f(末脚)が必要ってことです。

まあ当たり前の事ですけど、そんな馬を数値から発掘できまっせー、て話しです。 😉 

ちなみに。

コーラルSで逃げたアポロシンザンのFHPは+5で基準ラップタイムより0.5秒速いラップ。キングズガードのFHPは-9なので先頭から1.4秒遅れで通過。

プロキオンSで逃げたマテラスカイのFHPは+9で基準ラップタイムより0.9秒速いラップ。キングズガードのFHPは-8なので先頭から1.7秒遅れで通過。

平均ペースの栗東Sで逃げたリアンヴェリテのFHPは-2で基準ラップタイムより0.2秒遅いラップ。キングズガードのFHPは-17なので先頭から1.5秒遅れで通過。

こう見ると先頭からはいつも同じような位置取りである事がわかります。
従って馬券になるかならんかは、ハイペース以外に先行勢が強いか弱いかって事になってきます。

 

では、ヴェンジェンスはどうか?


プロキオンSではFHP+7の非常に厳しいラップを踏んでも大崩れせず、上がりを-11でまとめ踏ん張った。
前回の太秦Sでは後方待機でFHP-11

プロキオンSの結果から、今回前々でHPに巻き込まれても距離さえ持てば90程度の指数を残せる可能性がある。

前走のように後方から競馬をした場合、参考になるのが天保山特別でのラップ指数。
FHP-11を刻み、上がりはLH3f+11を発揮。
さらにクラス基準値をクリアの赤い指数。

FHP-11という数値はHPになったコーラルSやプロキオンSのキングズガードと同じような位置取り。

その位置からキングズガードのような差し馬に先着するにはLH3f+10の上がりを発揮すればいい。つまり天保山特別の競馬をすれば、キングズガードクラスの馬では絶対に届かんって計算が成り立つわけです。ハイ 🙂

これを裏付けるのがプロキオンS。
ヴェンジェンスが厳しいラップを刻んだにも関わらず交わせんかったのは完全な力差によるものと言えます。

先のインティの件から今回はHPになると推測するとヴェンジェンスは。

前々で競馬してもさほど厳しいとは感じず、プロキオンS並みの90は期待できる。

後方に控えても天保山特別の位置取りになるだけの事で92程度が期待できる。

と推測できたので、勝ち負けを争える存在であると思えました。

 

このような方法でヴェンジェンスと同じように上位入線可能なラップを刻みそうな馬をピックアップした所、こんな着順になりました。

買い目は【ウマい馬券】・【競馬予想GXP】にて公開中

この結果を見ると1年に1回あるかないかの会心の予想やったと思います 🙂 

標準タイプのAlpha-BASEは馬の能力を知るだけの単純予想ツールですけど、PLUSやFULLに搭載のラップ指数を利用すると、こんな推測遊びをする事もできます