木下健の予想術

判りやすい指数の使い方

基本はアルファベース指数のみ

これまでアルファベースの使い方では、FHP値やLH3f値を利用したものなど色々紹介してきましたが、私が最も大事にしているのは単純に『指数』そのものです。

指数があって初めて他の要素があるわけで、予想ファクターの比重としては8割以上を占めており、4頭目5頭目を選びきれん時などにFHP値などを掘り探ってみますが、多くの場合は『指数』だけで予想しています。

 

一つのレースの指数を設定するだけでも結構な時間が掛かりますが、さらにその指数が本当に的を得たものかどうかは後々判ってくるものなので、毎週検証しては修正作業を繰り返し、納得の行く値に仕上げて行きます。

それらに費やす時間は本当に膨大で、そこまでして設定した指数を自分自身が最重要視しないとなるとそれはもう単なるアホでして。

それでも指数通りにはなかなか決まってくれないのが競馬の難しさなのですが(~~;

そこで今回は難しい話しは抜きにして単純な数字の話しをしてみようかと思います。

 

 

「軸はAで固そうやけど相手がよう判らんし、とりあえずBとCだけは買っとこかぁ」

こんな経験は誰にもあると思います。

ABCDEは前走指数

XYZgは2・3走前指数

X~gは2・3走前と言ってもマークした日は馬によって違うので、A~Eの「前走指数」が持つ安心感という部分は理屈以上に大きいと思います。

そのためA~Eを優先しがちではないかと思いますが、実は私もそうなんです^^;

X~gA~Eのどちらを重要視するかと聞かれても正解などありません。
ただ一つ言えるのは各ランキングが指す数値がいくらかと言うのはしっかり認識しておく必要があると思います。

 

21’2/14 阪神7R

A馬ミッキーメテオは単勝オッズ1.9倍。

前走指数の75B馬ハナビマンカイの68と比較するとかなり抜けた存在です。

2頭のX馬アドマイヤとシャイニングと比較しても少し抜けた感じですし、指数のみで言うなら軸はこれしかないという印象を受けます。

2番手以下を選ぶ際には「前走指数」が与える安心感でハナビマンカイ(4番人気)、ロックグラス(5番人気)にまず目が行きがちです。

軸馬が断然の人気だけにオッズ的な魅力も後押ししますしね。

 

でも私の場合はランキングよりも指数そのものを重視していますので、ランキングの元になっている指数に注目します。

ハナビマンカイは前走指数68からのBで、ロックグラスは前走指数66からのCです。

これに対してアドマイヤミモザのは3走前の71からのXで、同じくシャイニングデイズも3走前の71からのXです。

トゥルーヴィルは前走指数62と3走前の68からのEg
プレイリードリームは2走前の69からのZでした。

 

ここで注目していただきたいのはハナビマンカイのです。

Aの75から見ると実力はかなり下ですし、Xの71から見てもやはり見劣る。

何より68と言う指数はトゥルーヴィルのと同じであること。

「同じである」というよりは「同じでしかない」という表現の方がピッタリ。

ロックグラスの66は更にそれよりも実力は劣るという事になるので、ここでのはランキングが与える印象ほどの安心感や信頼感は低く、あるとすれば4・5番人気ということの妙味くらい。

X~g対象の3走内指数に限定すると1位と2位での決着なので、指数を重視すればほぼ順当な結果だと言えます。

1着 ミッキーメテオ(75)
2着 アドマイヤミモザ(71)
3着 トゥルーヴィル(68)
4着 ハナビマンカイ(68)
5着 シエラネバダ(66)

 

指数を上下させながら成長する

右肩上がりで指数を伸ばして成長してゆく馬は全体の1%にも満たないわけで、ほぼ全ての馬が指数を上下させながら成長というか年齢を重ねて行きます。

前走指数の高い馬ほど人気になり、2~3走前に高い指数をマークしていてもその後指数を落とした馬はそれほど人気にならない傾向にあるのは言うまでもありませんね。

しかし「ほぼ全ての馬が指数を上下させながら成長して行く」のであれば、馬券的妙味が発生しやすいX~g馬こそ狙ってみるべきと考えます。

 

21’2/14 東京7R

AX馬フィリオアレグロは単勝オッズ1.5倍。
出馬表を見てもただ一頭クラス基準値を満たす実力であり、抜けた印象を受けます。

Bg馬はアイブランコ。
前走72と2走前71gAX馬フィリオアレグロの前走73と比較しても絶対に軽視できない数値です。

Cg馬エクセレントランは前走が70で3走前がアイブランコと同じ71でg

はナミブとアルスラーンの68ですが、ここまでくると実力的にはやや劣る感じがします。

そして馬のラヴィンジャーは3走前が73

フィリオアレグロの前走が73なので勝ち負けを演じる可能性を持つ馬だという事が分かります。

単勝オッズはBg馬アイブランコが6.6倍の2番人気。Cg馬エクセレントランが7.6倍の3番人気。

馬ラヴィンジャーは4番人気ながら11.4倍と少し離れたオッズでしたが、勝ち負けを演じられる可能性を持つ馬の割には美味しいオッズであると言えました。

そして「ほぼ全ての馬が指数を上下させながら成長して行く」という事が念頭にあれば、B&C馬同様に外せない馬である事は言うまでもありません。

このレースもX~gを対象とした3走内に限定すると指数1位と2位での決着になりました。

1着フィリオアレグロ(81)
2着ラヴィンジャー(73)
3着サクラヴァルール(68)
4着アイブランコ(72)
5着ミライオー(68)

 

毎度の事ですが、これが指数の正しい使い方というわけではありません。

今回お伝えしたかったのは単純なランキングだけに目を向けず、指数そのものが持つ価値にも目を向けていただきたいという事。

A~g全体で軽視できない存在と出来る存在を判断していただければと思います。

「ほぼ全ての馬が指数を上下させながら成長して行く」のは疑いようのない事実なので、今が完全な下降状態にあるのか、また戻してくるのか?

コース・枠順・騎手などなど、戻してきそうな要素はあるか? 戻してきた場合はどのくらいのレベルにある馬なのか?を想像しながら好配当に漕ぎつけていただければと思います。

 

ほぼ全ての馬が指数を上下させながら成長して行く