続々々々・異常オッズ

一応続きものなので「異常オッズ」というタイトルにしましたけど、この呼び方はもうやめようと思います。

人気薄馬に大量投票があれば異常オッズが発生しますが、人気馬に大量投票があっても正常オッズの範囲内なので適切な言葉じゃないですもんね。

「爆買い馬」あたりが適当かな?という気がします。

今どきに言うと「バズり馬」? ちょっと違うか^^;

爆買い馬

🚩 ’21/12/5 中山1R 15番 トウカイファクター”

まずは当馬の成績をご覧ください。

  • デビュー戦 ダ1200 4番人気 13着
  • 2戦目   芝2000 9番人気 10着
  • 3戦目   ダ1600 12番人気 9着

ダート1200使って芝2000?? ワケのわからん使い方と散々な成績です。

念のため某ネット系新聞の印を調べてみました

大手の競馬新聞は判りませんが、これを見る限りでは人気になるような馬ではないですね。

手元にある方はチェックしてみてください。

▶️では話しを進めます。

前日22時頃、15番トウカイファクターに単勝80万円弱、複勝200万円強の爆買いがありました。

それまでの単勝12.0倍が1.9倍に、複勝2.1倍が1.1倍に下がりました。

前回お伝えたハナキリもそうでしたが、爆買い馬にはある特徴が現れます。

単勝689倍のベアクッキーや560倍のホルディリディアですら時系列で見ると僅かながらも売れているにも拘らず、トウカイファクターは売り上げ0が3時間半も続きました。

他馬に票が集まる間に単勝は6.5倍まで、複勝は1.5倍まで盛り返してきました。

そして締切直前に待ち焦がれたかのようにもう一度一気に売れます。

先に爆買いした人間の追加購入なのかどうかは定かではありませんが、そこはご想像にお任せします。

締め切り時点のオッズは単勝5.2倍、複勝は1.4~1.6倍でした。

結果は2番手追走から力強く抜けだしての完勝。

単勝520円 複勝160円

前日22時の投票分だけで700万円オーバーの払い戻しと言う事になります。

ヤリ・ヤラズ

ヤリ」・「ヤラズ」というこの言葉、最近はあまり聞かないかも知れません。

古くから競馬をされている方はもちろんご存じでしょうが、大まかに言うと「ヤリ」とはワザと人気を落としておいて好走させるという意味で、「ヤラズ」とは逆に人気を集めておいてワザと凡走させるという意味です。

つまりは「ヤラズ」で人気を落としておいて「ヤリ」をするわけですね。

ただこの言葉はヤル側目線での言い方で、やられる側の競馬ファンにとっては非常に不快な言葉で、俺らはどっちも「ヤラレ!」やっちゅーねん!(-_-メ)

  • ダート1200でデビュー戦して大敗
  • 2戦目は突然の芝2000に出走して大敗
  • 3戦目はダート1600に出走してまたもや惨敗

事の真相は判りませんが、もしこれが「ヤリ」だとすれば一連の大敗は「ヤラズ」だったと可能性が生まれてきます。

こんな成績の馬に大金を投入できるとなるとかなりの財力以前に、かなりの情報力を持つ人間であるのは疑いようのない所ですね。

何度も言いますが私ら庶民は「爆買い馬」を見つけたらとにかく乗っかってみる!しかないです。^^;

ヤラズ」で知らぬうちに損させられた分を「ヤリ」で取り戻すしか救われる道はありません。

そう言えばトウカイファクターは一世を風靡したトウカイテイオーと同じ馬主さんですね。

トウカイテイオーと言えば11着大敗の有馬記念から1年の休養を経て出走した翌年の有馬記念で見事優勝!!

スタンドがどよめいた涙の復活劇が今でも目の奥に浮かんできますよねー。

私もまだ若く、右も左もわからぬまま競馬をしていた頃でした。

ん? おいおい、まさか・・・。(;一_一)